作業工程

バイクの塗装    車の塗装    スムージング(平面加工)

バイクの塗装

TZR250Rの全塗装を例に、バイクの塗装の流れをご案内します。

作業前 TZR250Rの全塗装TZR250Rの全塗装

オーナー自身で下地処理、白塗装(2液性ウレタン)までやった状態で入庫して来ました。
USインターカラーの依頼です。シートカウルはR6用を加工して装着してあります。

作業中 TZR250Rの全塗装TZR250Rの全塗装

マスキングテープでおおよそのラインを引きます。ライン確定後、クリアラインテープにてテーピングします。
その後マスキングし、足付け(研磨、磨き)して塗装です。

TZR250Rの全塗装TZR250Rの全塗装
TZR250Rの全塗装TZR250Rの全塗装

黒塗装後。白のYAMAHA文字はカッティングでマスキングして塗装の白を残したものです。

TZR250Rの全塗装

次は逆にマスキングして黄色の塗装です。

黄塗装後。マスキングを取り、続いてステッカーを貼り付けTOPコートクリアです。
また、今回はクリア後、カウル内側等につや消し黒を塗装します。

TZR250Rの全塗装

TOPコートクリア後これで、塗装は終了。最後に仕上げの磨きをかけコーティング(ファインコートプロ)します。

完成 TZR250Rの全塗装TZR250Rの全塗装TZR250Rの全塗装
TZR250Rの全塗装TZR250Rの全塗装TZR250Rの全塗装

車の塗装

RX-7の全塗装を例に、車の塗装の流れをご案内します。

作業前
RX-7の全塗装

作業前(入庫時)の状態。
この車は元々は赤でした。それを一度黒で全塗装されさらに白(3コートパール)で再全塗装されています。いい加減な下地処理のようで(後で分かったのですが汚れたまま、脱脂もしていない感じでした)所々塗膜が剥がれています。

RX-7の全塗装

こちらも作業前。
Rrクォーターパネル(フェンダー)が大きくへこんでいます。サーキット走行会の時にぶつけてしまい、これをきっかけに全塗装することになりました。

作業中
RX-7の全塗装

パーツの取り外し、Rrハッチの穴(純正スポイラーの取り付け穴)を埋め、鈑金、パテ修正も終わり、下地塗料(サフェーサー)まで進んだところです。

RX-7の全塗装

また、ボンネットは状態の良い中古品を別に持っていたのでそれを使うことにしました。それにしてもFDのRrバンパーは脱着が面倒です。
内張りを外さないとバンパーのボルトが取れないのですが、この車はロールゲージが付いており、内張りを外す為にはロールゲージを取らなければならず、またそれを取る為に助手席まで外すことになりました。

RX-7の全塗装

助手席側のドアですが、交換されてます。前オーナーが工賃をケチったのか、業者が手を抜いたのかはわかりませんがシーラー(防水剤)が流れていない為サビがポツポツと・・・。 今回、ちゃんと処理しました。

RX-7の全塗装RX-7の全塗装

車両本体塗装したところです。最終型セブンのブルーメタリックをベースに明るめにアレンジした色です。こういう色はなかなか染まりにくいです。横で、赤く光っているのは乾燥機です。

RX-7の全塗装

小物類は単体で別に塗ります。画像には有りませんが(写真撮り忘れました・・・)ボンネット、Frフェンダー、ドアも別に塗ってあります。

RX-7の全塗装RX-7の全塗装RX-7の全塗装

「どうせなら、エアロも新品にしたい」ということでエアロパーツの仮組みです。
某無名メーカーの超格安物で、当然!?ボルトオンでは付きません。

フロントバンパー

  • 取り付けの穴ずれ
  • ウインカー取り付け穴のずれ(後期物に変更)

サイドステップ

  • 左右の長さ違い
  • ドアが閉まらない

リアバンパー

  • バックランプの穴が小さい
  • ナンバー部の穴が無い

等色々と問題点が・・・。切っては合わせ、削っては合わせでどうにかここまでになりました。

余談ですが、エアロパーツに限らず値段の安すぎるパーツは気をつけましょう。耐久性などの品質的な問題もありますが、意外と取り付け工賃が高くなりがちです。多少、商品金額が高くてもボルトオンで取り付け簡単な物の方が最終的には安い場合もあります。この後外して塗装です。

完成 RX-7の全塗装RX-7の全塗装RX-7の全塗装
RX-7の全塗装RX-7の全塗装RX-7の全塗装

スムージング(平面加工)

リアフェンダー(鉄)の場合を例に、スムージング(平面加工)の流れをご案内します。

作業前
リアフェンダー(鉄)のスムージング(平面加工)

HONDA シャドウのリアフェンダーがモデルです。
穴を埋め、凸凹を平面に修正し塗装をする作業の紹介です。

作業中
リアフェンダー(鉄)のスムージング(平面加工)

裏面から穴部に鉄板を張り付け溶接し、凸凹部は鈑金ハンマーでたたいて(カットし、溶接の場合もあります)だいたいの平面を出します。
余分な溶接ビードや周辺の塗膜を削り落とします。

リアフェンダー(鉄)のスムージング(平面加工)

パテ修正までが終わったところです。
この後、サフェーサー、上塗り塗装と続きます。

完成
リアフェンダー(鉄)のスムージング(平面加工)

完成!
他にフロントフェンダー、タンクも一緒に塗装しました。

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